難民と日本
世界中には6500万以上の人たちが戦争や迫害によって家を追われた難民がいる。実に日本の人口の半数余りに匹敵する。この難民問題について日本も考える必要があるのではないだろうか。
これらの難民は、主に中東・アフリカの人たちだが、シリアでは550万人が国外に逃れている。国内の避難民を含めると国民の3分の2以上になるそうだ。シリアに次いで多いのがアフガニスタンの250万人。次いで南スーダンの140万人となっている。
こうした難民を受け入れる側も大変だ。難民の多くは途上国にとどまっている。去年末現在でトルコに300万人。レバノンに100万人。ヨルダンにも70万人以上が暮らしている。これらの国々にとっては、経済的にも社会的にも大きな負担である。
日本は、海外の難民支援には力を入れているが、難民の受け入れには消極的だ。最近になって民間レベルでの支援活動が活発化し出しているようだが実際に難民を受け入れるのは簡単ではなさそうだ。最も、朝鮮半島が混乱した場合は事情が変わって来るだろう。
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