かくれ里

木曜日, 2月 21, 2019

英国における日本企業の動向

 
 英国のEU離脱期限が迫る中、現地に拠点を置く日本企業が動き出した。ホンダは2021年中に英国での四輪車の生産終了を発表した。閉鎖に伴って、生産は中国か日本に移される可能性がある。
 
 自動車業界では日産自動車も予定していたSUVの次期モデルの生産計画を撤回すると発表した。英中部の工場で年間13万台を製造しているトヨタ自動車も生産中止を検討しているようだ。
 
 パナソニックは欧州本社をすでにオランダに移転した。ソニーも欧州事業を従来通り運営できなくなる可能性があるとしてオランダに移すようだ。
 
 合意無き離脱が現実のものになれば、税関の手続きが煩雑になり物流が混乱する。証券会社の調査によると、英国とEU間の関税はかなりの負担増になると指摘している。