スエズ運河事故の顛末
スエズ運河で、超大型のコンテナ船が座礁した事故で、エジプト政府は、船主である日本の会社に高額な損害賠償を請求してきたため、物価などくらしへの影響が心配されている。
新型コロナウイルスの感染拡大で、去年の夏ごろからコンテナ運賃が急上昇していたが、今回の座礁で世界的なコンテナ運賃に影響が出ている。
今回のような事故の再発が懸念されている。それは、コンテナ船の超大型化が急速に進んでいるからだ。ちなみに最近建造中の超大型タンカーには、2万以上のコンテナが積める。
事故が起きた場合、損害の大部分は保険で賄われるが、多額の損害賠償が先例になれば、年間の保険料にも影響するだろう。関係者の間では早くも、保険料の上昇分などを上乗せする、「スエズ割り増し」が必要との見方もでているようだ。
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