レンティア国家
レンティア国家は、レント収入に依存する国の事である。主に中東湾岸諸国を指すことが多い。 レンティア国家と呼ばれる国を挙げると、サウジアラビア、クウェート、アラブ首長国連邦、カタール、ベネズエラ、バーレン、オマーン、ブルネイなどだ。
レンティア国家の特徴は、①政府財源が国内の経済活動とほとんど関係がない。②国内における天然資源生産以外の生産部門が貧弱。③天然資源に基づく収入の大部分が輸出によって確保される。④国内における天然資源生産に従事する労働者が少ない。
主要な労働力は低賃金で働く出稼ぎ外国人労働者に依存できれば、多くの国民は国家からの恩恵で生活ができるため、労働を敬遠する傾向が強くなるという特徴がみられる。
しかし、化石燃料の枯渇問題や、地球温暖化防止のことなどもあって、いつまでレント収入に依存することが出来るのか知らないが、レンティア国家はいずれ消滅するのではないのだろうか。
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