スリランカのその後 ②
スリランカの議会は、ラニル・ウイクラマシンハ氏を新しい大統領に任命した。深刻な経済危機に陥り破産を宣言しているスリランカは、債務再編の協議の主導を日本に依頼する考えを示した上で、同大統領は日本を訪れ、岸田総理大臣と会談する意向を表明した。
スリランカの債務は中国やインド日本などが主な債務国で約62億ドルに上ると推定される。ウイクラマシンハ大統領としては、経済危機からの脱却のため、日本の主導で債務再編の交渉を円滑に進めたい狙いがあるようだ。
現在世界の多くの国々がエネルギー問題に直面している。日本はスリランカの債務再編を主導するだけでなく、エネルギー問題まで踏み込んでスリランカを支援すべきだろう。
その過程で、日本もエネルギー安全保障に取り組むべきだろう。このことは、ロシアのウクライナ侵攻により世界の多くの国々が認識するに至った。日本の省エネ技術を世界に貢献する道筋をつけることができれば良いのだが。
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