かくれ里

土曜日, 12月 20, 2025

半藤一利

 

今年も十日ほどを残すだけとなった。今年は終戦から80年経った。昭和になって100年目だ。1930年(昭和5年)生まれの作家半藤一利氏は、軍部を描いた作品を多く発表している。 

1965年には、単行本「日本のいちばん長い日」を熟筆出版した。単行本は20万部、文庫本は25万部売れた。この他にも30歳代前半で太平洋関係の著作を何冊か書いている。 

日本のいちばん長い日は、テレビドラマで見たが大層迫力があった。ところで、8月15日の終戦の日から80年が過ぎた現在の日本は何と様変わりしたことだろうか。 

半藤氏は90歳で他界されたが、5歳下の奥様は健在だ。彼女は夏目漱石の孫で、エッセイストでもある。夫婦関係は非常に良好だったようである。