かくれ里

木曜日, 9月 16, 2010

市場介入


 僕は、為替市場の事は殆ど分かっていないのだが、最近の急激な円高が、輸出産業に対して大きなマイナス要因になっていると言う事実は理解できる。

 15日に、政府・日銀が実施した大規模な円売り介入によって大幅な円安が進んだ。とは言え、1ドル85円台ではまだまだ高いのであろう。

 日本経済は、貿易が重要なウエイトを占めている。通貨高を阻止するための円売り介入は過去にも頻繁に行われている。

 世界情勢が不安定な折には、比較的安定している日本の円が狙われる。投機筋が世界中から巨額の資金を集めて円買いを進め、どんどん円高になっていく。投機資金を寄せ付けないためにも、日本国民の持つ莫大な金融資産を背景に、資金調達をする政府の為替介入は必要であろう。