ネオジム
希少資源のレアアースの一種の「ネオジム」と言う金属は、磁石の材料としてエアコンなどの家電製品に幅広く使われているが、産出国の中国の輸出規制のため、国際的な高値が続いている。
このため、三菱電機やパナソニックでは、廃棄されたエアコンの圧縮機のローター部分に含まれているネオジム磁石を回収する事業を開始した。
これまでは、リサイクル法に基づいて、圧縮機は分解して銅を回収していた。しかし、ネオジムが入った回転子は鉄の一部になっていた。今回、脱磁により30秒でネオジム磁石が回収できる自動解体装置を開発した。
三菱電機が、この装置の開発にかかった費用は凡そ3000万円だが、国から1000万円の補助金を受けている。今後は、回収したネオジム磁石を自社のルームエアコンの生産に再利用するそうだ。
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