かくれ里

金曜日, 4月 19, 2013

中田喜直





尾瀬をうたった江間章子作詞の「夏の思い出」という歌がある。作曲は中田喜直で、他にも良い歌を沢山作曲されている。この歌によって尾瀬と水芭蕉が広く知られるようになった訳だが僕もその一人である。尾瀬にはツアーで2回行っているが、尾瀬の一部しか見ていない。
 
僕の大好きな歌に、高英男が歌った「雪の降る町を」とザ・ピーナッツの「心の窓にともし灯を」があるが、どちらも中田喜直の作曲だ。ほかにも「めだかの学校」「ちいさい秋みつけた」「手をたたきましょう」などの童謡や唱歌もよく知られている。
 
平成12年5月3日に76歳で亡くなられるまで、作曲の傍ら、女子短期大学の講師を40年にわたって務め上げている。彼の兄も音楽家だが、父親は「早春賦」を作曲した中田章である。
 
 中田喜直が生涯に書いた作品は3000以上と言われているが、その全貌は明らかになっていない。校歌や社歌や自治体の歌も多く作曲している。毎年彼の命日5月3日は「水芭蕉忌」として、各地でコンサートが開かれている。