かくれ里

水曜日, 11月 12, 2014

GPIF改革



年金積立金管理運用独立法人(GPIF)の運用改革案が国会で認可される見通しとなった。GPIFというのは、厚生年金や国民年金の積立金を運用している機関の事で、国民の老後に関わる問題なのだ。

この年金積立金による運用資産は129兆円もあって、現在の運用比率は、国内債券が51.9%、国内株式16.8%、外国株式15.5%、外国債券10.8%、その他が5%と言うことだが、その運用比率を見直すとなるとマーケットに及ぼす影響は大きい。

改革案では国内株を今の16.8%から25%へと大幅に増やす。外国株も同様に増やす考えだ。これに関して市場関係者は様々な反応を示している。
  何しろ運用資産が129兆円と世界最大であるので、わずか1%の国内株式増加でも市場には1兆円以上の資金が流れ込むため、市場に与える影響は大きい。野党などからは年金運用に政治がかかわることを懸念する声もある。運用損が出た場合のリスクを誰が取るのかも不透明だ。