かくれ里

木曜日, 11月 05, 2015

ダブル選挙



維新の党を除籍された国会議員たちが、国政政党「おおさか維新の会」の結党大会を開いた。政界を引退表明している橋下氏が12月まで暫定的な代表に就くそうだ。
 
この時期の新党の旗揚げは、今月22日の大阪府知事と大阪市長のダブル選を見越してのことだろう。今回の選挙は橋下氏らが擁立する候補者と、自民党推薦候補者の対決が軸になる。民主、共産両党も自民党系候補を支援する構えだ。
 
橋下氏にとっては、知事、市長のどちらかを失えば痛手だろう。だが、橋下、松井両氏は、安倍首相や菅官房長官との親密さをちらつかせている。今回松井氏は知事選に出馬する。一方、自民党推薦候補は府議会議員の栗原貴子氏だ。
 
2008年に橋下氏が大阪府知事に当選以後、勢力を拡大し続けてきた大阪維新の会だが、今後どうなるのか読めない。22日のダブル選挙の投票には棄権する者が多いのではないだろうか。