逆オイルショック
レギュラーガソリンの価格が、1L110円台になった。昨年は160円以上していた。僕らにとっては嬉しいことだ。原油の輸入価格が下がったからの様だ。
世界情勢が大きく変わって原油価格は昨年夏1バレル100ドル以上だったものが現在30ドル近くなっている。1年程の間に3分の一になった原因は、中国経済の減速などで世界的に需要が落ち込んでいるのと、サウジアラビアなどの主要生産国が増産しているからだ。
わが国やインドなどの資源輸入が多い諸国は原油価格の下降はメリットだが、産出国にとってはかなり大きなマイナスである。
これまでは価格の安定の為にカルテルの様なものを結んでいた産出国も、原油価格が急落する中で一定の収入を維持しようとすれば産出量を増やすしかないからだ。需給バランスが改善されない限り、逆オイルショックは続くだろうと言われている。
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