かくれ里

月曜日, 7月 25, 2016

ASEAN


ASEAN(東南アジア諸国連合)は、インドネシア、カンボジア、シンガポール、タイ、フィリッピン、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、ラオスの10か国で構成されている。

ラオスで開かれている外相会議では、南シナ海で海洋進出を続ける中国への対応が話し合われている。フィリピンやベトナムは、中国との間で領有権争いをしている。オランダのハーグにある仲裁裁判所は、中国の行動は国際法に違反するとの裁定を出したが、中国は裁定を無視して受け入れない姿勢だ。

国際的に中国に対しての圧力が強まっている今こそ、ASEANが結束して中国への働きかけをしなければならないのだが、カンボジアなど中国寄りの国もあってASEANは一枚岩ではない。外相会議では共同声明をまとめることが出来ていない。

日本としては、中国に対し国際法に則った平和的な解決を求めていくことが重要だ。そしてASEANには結束を促していくことだろう。