シャープが外資傘下に
12日、日本の大手電機メーカーが外資系企業に買収されることになった。台湾の鴻海精密工業グループによる、3888億円の出資が完了し、シャープは鴻海の子会社になった。
シャープの高橋社長は12日付で退任、鴻海グループから新社長が就任することになった。取締役9人のうち6人を鴻海が指名した人材で固め、鴻海の郭台銘会長の下、経営再建を急ぐようだ。
大阪市内のシャープ本社は堺市に移転し、2018年には有機ELの生産を始めたい考えのようだ。家電分野は、鴻海の販売網や生産力を活用し、中国など海外での販売に力を入れるとのことだ。
社員の大規模な削減や拠点の整理も実施する見通しで、非常に厳しい内容になるようだ。これによって日本の家電メーカーとしてのシャープの存在意義はなくなった。だが、シャープ製品を使用している日本のユーザーは多く、メンテナンスには不都合のないようにしてもらいたいものだ。
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