かくれ里

金曜日, 8月 26, 2016

アフリカ開発会議

 

 安倍総理はケニアで開催するTICAD(アフリカ開発会議)に出席のため、80の企業や大学のトップを随行して、今朝早くケニアの首都ナイロビに到着した。

この会議は、日本が主導する国際会議である。第1回は23年前に東京で開催し、その後も日本で開かれていた。6回目となる今回初めてアフリカで開催することになった。

アフリカは人口11億人の巨大マーケット。豊富な資源を有し、経済成長が見込まれることから「最後のフロンティア市場」と呼ばれている。27日からの会議では、インフラ投資の拡大や、テロの未然防止に向けた対策などで協力を打ち出し、日本の存在感を高めたい考えのようだ。

そして日本にはもう一つの狙いがある。それは、国連での多数派工作だ。国連加盟国は193だが、その4分の一以上をアフリカの国が占めている。国連における日本の関心事項(安全保障理事会の常任理事国入り等)についても、アフリカ諸国の協力が欠かせない。アフリカとの意思疎通を深め、関係を強化する目的の会議でもある。