かくれ里

水曜日, 10月 19, 2016

天皇家のルーツ


 
 
 天皇陛下の「生前退位」が話題になっているが、今上天皇は、初代神武天皇から数えて125代目になる。世界中どこを探してもこんなに長く続いた国はない。我々庶民が「生前退位」を考える上において、天皇家のルーツは知っておいた方が良いだろう。
 
僕は、1年ほど前から、40年以上前に買った中央公論社の「日本の歴史」全集を再び読んでいるが、やっと平安初期の桓武天皇の時代になったところだ。近世まで何年かかるかわからない。歴代天皇のわかりやすい本がほしくてネットで探すとあったのでAmazonで買った。
 
 中央公論新社発行の「歴代天皇総覧」という本だ。神話時代の天皇から古代の天皇、中世の天皇、近世の天皇、近現代の昭和天皇まで124代の天皇を網羅してある。
 
長い歴史において皇位継承はどのように行われてきたのか。読んでいくと歴代の天皇のおよそ半数が生前に譲位している。それぞれの経緯はあるが、象徴天皇である今上天皇の生前退位については注目していよう。