かくれ里

金曜日, 11月 11, 2016

オオカミがやって来る


よもや来ないだろうと思っていた狼が本当にやってきた。トランプ氏のことだ。アメリカは人口の65%が白人で、その90%の人が下流層に転落したことを嘆いている。この層の人たちがトランプ候補の一番の支持者だったのが選挙の結果のようだ。
 
問題は、今後の日米関係がどうなるかということだ。当面は円高の進行と株の大幅安かもしれないが、本当の議論は貿易、安保の面で真剣に考えなければならないのではないのだろうか。
 
安倍総理は早速電話でトランプ氏に祝意を述べたようだが、稲田防衛相は、今日の閣議後の記者会見で、在日米軍駐留経費の日本側負担について「現状で負担すべきものはしっかり負担している」と語り、トランプ時期大統領をけん制した。
 
 しかし、アメリカ大統領には強力な権限が与えられている。その一つに閣僚の任命権がある。トランプ氏は自己資金で戦ってきたので「ひも付き人事」に縛られることがない。よって、自分のやりたい政策を推進しやすい。いずれにしても、これからの日米関係を注目していよう。