かくれ里

月曜日, 5月 08, 2017

フランス大統領


EUへの賛否などが争点だったフランス大統領選挙の決選投票は、統合維持の声が多数を占めて、エマニュエル・マクロン氏が圧勝した。マクロン氏は39歳。大政党に属さないフランス史上初めての大統領の誕生だ。
 
仏大統領の任期は5年。現職のオランド氏が退任する14日までに就任式を行い、引継ぎを行って直ちに首相を指名し、閣僚を発表する見通しだ。
 
マクロン氏は当選後の演説で、改めて「親EU」の立場を表明した。同氏は、法人税の税率引き下げや、労働規制の緩和などでフランス経済の競争力回復を目指すとしている。
 
世界の経済界は好感を持ってみているようだ。対日関係ではこれまで目立った発言はないが、FTAなどを通じた通商の自由化には前向きで、EPA(日EU経済連携協定)には追い風になりそうだ。