かくれ里

金曜日, 2月 22, 2019

ピンポイントタッチダウン


日本の宇宙科学がまた一つ偉大なことを成し遂げた。小惑星探査機はやぶさ2が地球から約3億km離れた小惑星「リュウグウ」への着陸に成功した。この降下方法は「ピンポイントタッチダウン」と呼ばれ、極めて高度な誘導法であり、米のNASAからも方法を教えてほしいとの依頼があったそうだ。
 
 リュウグウの直径は約900mで、生命の元となる有機物や水分を含む岩石が豊富とされる。かって地球に衝突した小惑星が有機物などをもたらし、生命誕生を促したとの仮説もある。
 
 それにしても凄いことが出来るものだ。地球から「はやぶさ2」へ信号を発信しても片道15分かかる。それなのに確実にコントロールできるのだ。 JAXAによると8時5分ごろから探査機より詳細なデーターが届き始め、数分後に物質採取のための弾丸が計画通り発射されたことも確認したという。
 
 データーから「はやぶさ2がリュウグウに着陸後に上昇しており着陸運用は成功したようだ」と判断した。今後は「はやぶさ2」が無事帰還できるかだが、前回の経験もあることだし、技術も進歩しているので大丈夫だろう。