かくれ里

月曜日, 2月 25, 2019

マイクロLEDテレビ


液晶、有機ELに続く第3の新世代テレビとして注目されているのがマイクロLEDだ。従来とは異なる新たな表示方式を採用したテレビとして大きな話題になっている。サムソンが146吋の試作機をCESで発表した。
 
 そもそもLEDとは、日本では発光ダイオードと呼ばれてきた。歴史は古く初めのうちは、赤色や緑色に光る点として使われていた。その後青色ダイオードの登場で「光の3原色」が揃い、フルカラーが表現できるようになった。身近になった「白色LED」も登場した。有機ELも世界では「OLED」と呼ばれていて有機素材を用いたLEDであり発光原理はLEDと同じだ。
 
 マイクロLEDテレビはマイクロサイズに小型化したLEDをパネルに敷き詰め、それぞれの赤、緑、青のLEDが、発光する仕組みだ。構造がシンプルで、光のとり出し効率が高く、視野角の制限も少ない。しかし、課題も多い。家庭用としては、LEDの微細加工技術が確立しなければ実現しないだろう。
 
 今後も、さまざまな映像表示技術が登場する可能性があるので、期待はできるが、マイクロLEDテレビが究極ではない。今後コストダウンが進んで、100~150吋サイズが現実的な価格になればプロジェクターにもなり得るだろうと言われている。