かくれ里

木曜日, 3月 14, 2019

家電業界のSPA


SPA(製造小売業)はアパレル業界のビジネスモデルを指す。企画から製造、小売りまで一貫して行う。日本ではユニクロがそうだ。消費者ニーズは多様化していて生産すれば売れる時代ではなくなった。
 
 そこで、消費者ニーズを持った小売業自らが企画プランを具体的に立て、メーカーの工場に委託するなどして、自社のオリジナル商品として販売するようになった。
 
 アパレル業界から始まったこの概念は多くの業界に波及している。しかし、どのような業界でもこのSPAモデルを導入すれば成功するとは限らない。だが、家具のニトリは成功した例だろう。
 
 家電業界では「オプトスタイルダイレクト」がSPAで製造したテレビをネットで売り出している。2010年初頭以降、テレビ製造はパーツがデジタル化・シリコン化され、デジタル部品を組み合わせるモデルに移行した。「オプトスタイルダイレクト」は、SPAはコストや中間マージンをカットできるから安く提供できると宣伝している。今後の展開をしばらくみていよう。