家電業界のSPA
SPA(製造小売業)はアパレル業界のビジネスモデルを指す。企画から製造、小売りまで一貫して行う。日本ではユニクロがそうだ。消費者ニーズは多様化していて生産すれば売れる時代ではなくなった。
そこで、消費者ニーズを持った小売業自らが企画プランを具体的に立て、メーカーの工場に委託するなどして、自社のオリジナル商品として販売するようになった。
アパレル業界から始まったこの概念は多くの業界に波及している。しかし、どのような業界でもこのSPAモデルを導入すれば成功するとは限らない。だが、家具のニトリは成功した例だろう。
家電業界では「オプトスタイルダイレクト」がSPAで製造したテレビをネットで売り出している。2010年初頭以降、テレビ製造はパーツがデジタル化・シリコン化され、デジタル部品を組み合わせるモデルに移行した。「オプトスタイルダイレクト」は、SPAはコストや中間マージンをカットできるから安く提供できると宣伝している。今後の展開をしばらくみていよう。
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