かくれ里

木曜日, 7月 09, 2020

ISS日本実験棟「きぼう」

「きぼう」は日本が開発した有人宇宙施設だ。船内実験室は大型バスほどの大きさで、内部は地球とほぼ同じ気圧に保たれている。飛行士は普段着で生活が出来る。

  これまでに高品質なタンパク質の結晶を作ったり、マウスを使って宇宙滞在による生殖機能への影響を調べたりの実験を行ってきた。

 ただ、ステーション計画への参加継続には多額の資金がかかる。日本は2024年までの参加は決めているが、25年以降どうするかが目下のところの懸案となっている。

   政府は、「きぼう」を広く開放して民間利用を促す方針のようだ。宇宙から番組をリアルタイム配信するスタジオを開設するアイディアも浮上している。民間の発想を取り入れて若い世代の興味を引き付け、「きぼう」の活用法を広げることも必要だろう。