かくれ里

木曜日, 7月 22, 2021

ハイチ共和国

 

カリブ海の島国、ハイチ共和国のモイーズ大統領が殺害されたとのニュースが報道され波紋が広がっている。一体何があったのだろうか。

 ハイチはカリブ海で、キューバ、ドミニカ共和国に次いで3番目の大きさの国で面積は27750平方Kmで、推定人口は1140万人で、カリブ海で最も人口の多い国だ。

 この国には、かって旧宗主国のフランスによって、アフリカから連れてこられた黒人奴隷たちが、19世紀に「世界で最初の黒人の共和国」として独立したが、その後クーデターや政治不安が続き、自然災害にもたびたび見舞われている。11年前の大地震では31万人が犠牲になった。

 大統領は、全国民の選挙によって選ばれ任期は5年。モイーズ大統領は2017年2月に48歳で就任した。大統領の暗殺という事態を受けて混迷が続いているが、現地には先週ようやく新型コロナワクチンが届いたようだが国民への接種が順調に進むのかどうか、楽観ができない。