かくれ里

金曜日, 7月 29, 2022

クラウドファンディング

 

世界遺産の法隆寺が新型コロナの影響で参拝者が大幅に減ったとして、クラウドファンデングによって支援を募ったところ、目標2000万円でスタートしたところ、7倍以上の1億4千万円以上集まったそうだ。

 支援した人たちの思いは、新型コロナ禍で歴史遺産を失うようなことがあってはならないという思いが強かったようだ。寺では、集まったお金は設備の修理や樹木の手入れといった、広い境内の維持管理に充てられるようだ。

 最近クラウドファンデングという言葉はよく耳にするが、これは群衆と資金調達を組み合わせた造語で、今回の法隆寺の例のような寄付だけではない。発明品の開発や各種プロジェクトへの貸し付けなど広い分野の出資に活用されている。

 ふるさと納税もクラウドファンデングの一つと考えられる。自治体のプロジェクトに共感した人々から納税によって寄付を募る仕組みだ。この仕組みを使うことで寄付金の税務控除が受けられる。