ノーベル平和賞
今年のノーベル平和賞に「日本被団協」が選ばれた。この団体は、広島と長崎に原子爆弾が投下されて11年目になった時に、核兵器の非人道性を訴える草の根運動として結成された。日本は世界で唯一の被爆国として世果中が認識しており、今回のノーベル賞は当然の事だろうと思う。
「日本被団協」は70年にわたり、核兵器廃絶を世界に訴えてきた。核兵器の開発や保有などを禁止する核兵器禁止条約の交渉では、「日本被団協」が中心となって採択を後押しした。核兵器禁止条約は2021年1月に発効した。
ところが、2022年2月のロシアのウクライナ侵略以降、ロシアは核の威嚇を繰り返している。北朝鮮も核開発の手を緩めていない。
中東での紛争においても、事実上の核保有国とされるイスラエルと、核開発を継続しているイランとの対立も心配だ。
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