かくれ里

日曜日, 2月 05, 2006

とばっちり

 ライブドアのとばっちりで、フジテレビがえらいことになっている。

 ライブドアによるニッポン放送株の争奪戦から端を発し、最終的にはフジテレビがライブドアの第三者割当増資を430億円で引き受けることで和解した。今回の事件でこの株式の資産価値がなくなり、巨額の含み損が出ているようだ。フジテレビの今年3月期の決算予測では、230億円の純利益を見込んでいたが、一転して赤字に転落するのは必至だ。

 フジテレビの経営陣が、ライブドアとの和解条件で多額の資金をつぎ込んだのには、思惑があったのだろうが、それにしてもちょっと軽率だった様に思う。自社の株主から、経営陣への責任が追及されても仕方があるまい。