読書
戦後間もない頃に、毎月送ってくる小学館の雑誌が待ち遠しく、届くなり一日で読んでしまった記憶がある。この頃は、他の本はほしくても買ってもらえず、同じ本を何度も繰り返して読んだものである。
そんなわけで、自分で買えるようになってからは本を買いあさった時期がある。ジャンルはまちまちだが、小説よりは理科系の本や歴史の本が多かった。高価な百科事典を分割払いで買ったこともある。これらを全部読んでいたなら、もっといろんな知識が身についていただろうが、残念ながら買っただけと言うのがほとんどだ。その後、結婚や引越しなどで蔵書も少なくなった。
ごく最近のことだが、白州正子さんの「かくれ里」と言う本に出会って、日本の歴史のことがもっと知りたくなった。そういえば、昭和40年ごろに買った中央公論社の「日本の歴史」〈全26巻〉があった。もう一度読み返してみようと思っている。とは言ったものの、小さな文字を読むのには、度の強い老眼鏡を掛けねばならず、果たしてどれだけ読めるか疑問だが、昨晩は70ページほど読んだ。
1 Comments:
そうそう、付録が楽しみでしたね。どんな付録だったかあまり記憶に残っていませんが、何種類も付いていたように記憶しています。
あの頃は何でも大切にしましたね。その点、今の子供は恵まれていて、ほしいものが何でも手に入って、物を大切にする心が欠落しているように思いますね。
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