かくれ里

日曜日, 4月 09, 2006

武相荘

 東京郊外にある、白州次郎・正子夫妻が昭和18年ごろから60年以上も住んでいた茅葺の農家は、武蔵と相模の国境にあった為、武相荘(ぶあいそう)と名づけた。主人を失っても、60年前と何ら変わっていない自然のままの武相荘は、今、旧白州邸「武相荘」として一般に公開されている。 

 当ブログのタイトルのかくれ里は白州正子さんのエッセイ『かくれ里』がヒントになって付けたものだが、正直言って彼女のことは去年の秋まで何も知らなかった。かくれ里や他の紀行文を読むうちに彼女の虜になってしまった。

 白州次郎さんのことも知らなかったが、数日前のNHKのテレビ番組(その時歴史が動いた)を観て彼のことを初めて知った。終戦直後、吉田 茂 元総理大臣のブレーンとしてマッカーサー元帥率いるGHQとの交渉にイギリス仕込みの英語力で対等に渡り合って、新憲法の作成に奔走した。そして通商産業省を作ったのも彼だと知った。

 お二人のことを知って益々興味がわいてきた。いつか機会を作って、「武相荘」を尋ねてみたいと思っている。