かくれ里

木曜日, 2月 22, 2007

アナログ停波

 テレビ放送のデジタル化に伴って、現行の地上放送は2011年7月24日を持って停波することに決まっている。この日からはデジタル放送対応のテレビか、デジタルチューナーを取り付けないとアナログ方式のテレビは無用の長物になってしまう。

 ところで、BSのアナログ放送は、衛星の寿命の関係から今年中に停波すると聞いた記憶があった。その割にはあまり騒がれていない。不思議に思ってNHKに電話を入れた。営業担当の人は知らないという。次に営業技術の部署にかけ直してやっとわかった。今年9月30日でBS9Chすなわちハイビジョン放送のみが停波するというのだ。

 アナログハイビジョンは、NHKが中心になって開発を進めてきた高品位テレビで、かなり高価な受像機だった。それでもお奨めして購入して戴いたお客様は10人以上あっただろうか。折角きれいなハイビション放送を見るために大金を出して買ったテレビなのに、その放送が見られなくなるのは納得がいかないであろう。

 それなら、デジタルテレビを買って貰いたいところだが、大事に使っておられて、まだまだ健在なテレビを買い替えてくれとは言いにくい。それてしても、デジタルテレビがこんなに急速に普及するとは思っていなかった。昨年から価格も急速に下がった。これから益々買い替えに拍車がかかるだろう。しかし、2011年のアナログ停波の日には、殆どの家庭でデジタル放送が受信出来る環境になっているのだろうか。