合従連衡
新聞などの記事で「合従連衡(がっしょうれんこう)」と言う文字をよく見かける。意味を調べてみたら「その時々の状況に応じて、いくつかの勢力が結び合うこと」 と書いてあった。
そもそもの語源は、紀元前300年頃の中国の戦国時代にさかのぼる。当時の中国は七つの国が競いあっていた。やがて「秦」が力を付け始めた。脅威を感じた他の六国は、お互いに手を結んで「秦」に対抗する策をとった。この策を合従と言う。これに対して「秦」は、六国のどこかの一国と連盟を結んで合従を破り、六国をばらばらに孤立させて次々と同盟を結んで行った。そのようにして統一国家の礎を築いていった。この策のことを連衡と言う。
現在、わが国でも同じようなことが行われている。銀行、百貨店、電鉄など色んな業種において、合従連衡が繰り返されている。やがて数社によって寡占化されてしまう。
家電業界でも、メーカー間において合従連衡が始まっている。そのうちに、二・三のグループに整理されるような気がする。家電の量販店も上位数社が競い合い、占有率を高めて、我々地域店は益々商売がやり辛くなっている。おそらく、この流れは変わることはないであろう。
2 Comments:
合従連衡、勉強させて貰いました。
漢字のルーツを辿ると、その意味がよく解りますね。
自由化、民営化などの影響で、どの業界でも合従連衡が行われていますね。
何でもカネの力でねじ伏せてしまう風潮は嫌ですね。
スターアニスさん、おはようございます。
零細店にとっては、いよいよやり難い時代になってきました。しかし、知恵を出したら何とか生きる道もあるのでは思っています。正直なところ、そんなに悲観はしていません。
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