かくれ里

金曜日, 6月 06, 2008

次世代の照明


 次世代の照明材料として期待されている有機ELパネルの事業化をめざして、三菱重工業とローム、凸版印刷などが世界で始めての合弁会社を設立した。

 新会社の名称は「ルミオテック」で、2009年春からサンプルパネルの製造・販売を始める。販売の対象は、照明機器メーカーや建材会社、航空会社、美術館など。

 有機ELは、既に携帯電話のディスプレイや有機ELテレビとして商品化がされているが、より薄く、より軽く、応答速度が速く、しかも省電力である。有機ELデバイスは電流を流すと有機材料自身が発光する。自発光のためプラスチックや紙などの曲げられる素材に乗せて、フレキシブルな製品が作れる。

 将来的には、壁や天井一面の有機EL照明などの、新しいコンセプトの照明が実現し、夢のような生活を支える機器が出現することだろう。