かくれ里

土曜日, 7月 19, 2008

教職員採用汚職

 まったくやりきれない気持ちである。人を指導する立場の者が何をするのだ。

 大分県の教職員採用試験を巡る汚職事件が大きな波紋を呼んでいる。聞くところによると特定の受験者の得点の改ざんは以前からも行なわれていたようだ。得点のかさ上げをしてもらう為に金銭が動くことが問題で、そうでない受験者は成績が優秀でも合格できない。教育に携わる者がこれでは困る。10倍以上の競争倍率のところで、何とか自分の子供を合格させたいと思う親の気持ちは分からないではないが、その親も教育者なのだから軽率だったといわれても仕方あるまい。いずれの場合も不正の口利きの窓口は政治家でないだろうか。依頼を受けた政治家は試験を実施する側に圧力をかけているのだと思う。今回発覚したのは氷山の一角かも知れないが、同様のことは、大分県のみならず、他の自治体でもあるのではないだろうか。できることなら正直者が馬鹿を見ないような世の中にしてほしい。