かくれ里

木曜日, 9月 04, 2008

動画解像度


 テレビ放送のデジタル化に伴い、薄型テレビへの買い替えに拍車がかかっている。各社から新製品が発表されているが、機種選びの決め手の一つに動画解像度がある。

 動画を表示したときに動画解像度が低いと「動画ボヤケ」が起こり、残像が出てしまう。大画面化していくほどこの動画ボヤケが目に付くようになる。特に、液晶方式のテレビは動画解像度が弱点と言われてきた。この原因の一つには応答速度の問題がある。液晶体に電圧をかけて実際に光るまでには一定の時間がかかる。応答速度を速めるために、画面が変わるときに高い電圧をかける「オーバードライブ技術」を採用している。

 液晶方式に力を入れている各社は、画面の1秒間の書き換え回数を、60Hz回から整数倍の120Hz、180Hz、240Hz、と増やしている。又、映像のコマ間に、黒の表示データーを書き込んで、擬似的に映像をリセットする効果を狙っている。  

 現在は、30V型以上の大半がパネル倍速駆動を採用し,「動画ボヤケ」現象の改善をしている。液晶テレビ購入の場合は、倍速パネル搭載機種を選んだ方がいいだろう。