かくれ里

木曜日, 2月 24, 2011

21世紀型革命

 中東での反政府デモによる改革は、インターネットの情報によるものと報じられているが、今や歴史は、一見取るに足らない普通の人々の行動が大きなうねりとなって革命が起こっている。これは、インターネットが世界中にどんなに大きな変化をもたらしているかを示すもっとも顕著な例であろう。 

 情報の伝播が緩慢な時は、官僚が自分たちの都合のいいように事が行え、本当のことが国民に伝わっていなかったが、今やインターネットによって瞬時に広まる。そして、大きな政治的影響力が広まる。

 20世紀においての革命は、カリスマ的な指導者によって世界が変わった。キューバ革命のカストロ、中国の毛沢東、スターリン、チャーチル、ルーズベルトしかり。いずれも政治的影響力を持った指導者たちだ。21世紀型の革命は、このようなカリスマ的な指導者は必要がない。

 中東の動きは、いずれ世界中に飛び火するであろう。日本で革命がおこることはないだろうが、お隣り中国は近い将来革命が起こるかも知れない。厳しい情報統制はしているだろうが、どうしても防ぎきれないこともある。中国情勢も目が離せない。