かくれ里

土曜日, 4月 02, 2011

二上山


 二上山は古来から神聖な山として人々に崇められている山だ。この山へは、毎年桜の頃に登っているが、タイミング良く満開の山桜に出会うことは少ない。次の日曜日に登ろうと思っているが、今年はどうだろうか。

 登山コースは様々あるが、近鉄電車を利用するので当麻寺経由で登ることが多い。今年は二上神社口から登って当麻寺方面に下ろうと考えている。

 雄岳頂上には大津皇子の墓がある。天武天皇の第三皇子だった大津皇子は、謀反の疑いを掛けられ24歳で自害した悲劇の皇子である。万葉集には大津皇子に関する歌が多く残っている。

 歴史書を読むと、長い歴史の間には色々あったようだが、日本は神武以来、天皇を中心とした国家が形成されて現在に至っている。話が飛躍するようだが、今回の大震災の被害に対しても、秩序のある行動がとれているのも、日本人の心の中には、天皇を中心とした文化が根付いていたからではないかと感じる。