かくれ里

月曜日, 5月 09, 2011

一村一品運動


 30数年前に、当時大分県知事だった平松氏が提唱して始まった運動で、町や村が有する特産品を掘り起こし、商品開発や販路の拡大等に磨きをかけ、地域の活性化を目指した運動が一村一品運動である。

 その理念とは、① ローカルにしてグローバル、 ② 自主自立・創意工夫、 ③ 人づくり、の三点である。特産品づくりでは、乾椎茸、カボス、ハウスミカン、豊後牛、麦焼酎などが全国的なブランドとして育っている。

 一村一品運動の究極の目標は人材育成だ。グローバルな視野とチャレンジ精神旺盛な地域リーダーを育てることが成功の秘訣だ。大分県では、あらゆる分野で人材育成のための塾を開講している。受講者は職業を持ちながら勉強するのだ。

 この運動は、海外でも導入されるようになり、大分県と海外の自治体などとの地域間交流(ローカル外交)が盛んに行われている。