かくれ里

火曜日, 1月 17, 2012

欧州信用不安


ヨーロッパのEU加盟のどの国も国債を発行して国の運営資金を調達している。ところがいくつかの国が発行した国債が償還不能(デフォルト)ではないかと疑われている。

国債発行国がデフォルト宣言をすると、国債を買っていた企業、銀行、保険会社、個人投資家などは甚大な損失を招くことになる。これが信用不安で、その損失の連鎖が世界中で発生する。

対岸の火事のように思っていたヨーロッパの信用不安だったが、わが国にもひしひしと影響が及んできたようだ。日本のあるメガバンクは、EU加盟国の国債を大量に持っていると噂されて株価が急落したそうだ。

 ところで、日本政府の国際発行額もものすごい額だが、すべて国内で購入されていて、EU加盟国のような信用不安は起きないだろうと言われている。