千日前
昨夜、同業組合の会合が千日前の飲食店であった。昔はよく通った千日前通りだが、その変貌ぶりに驚いた。すれ違う人たちの話す言葉がよく理解できない。それもそのはず、姿形は日本人のようだが、外国人なのだ。
暫く来ない間に、町の様子が一変していたのだ。江戸時代には、墓地や火葬場や刑場があった場所に、大正の初めの頃、楽天地等の歓楽街が出来て、にぎやかな街になった。その後色々なことがあって現在に至っている。
僕が若いころには、映画館や劇場が多かった。OSKがホームグラウンドとしていた大劇もあった。テレビがまだ普及していない頃だったので、映画館をはしごすることもよくあった。
帰り道、以前に料理関係の本をよく買っていた書店に立ち寄った。店の中央の一段高い(銭湯の番台のような)場所に、ご店主が座っておられた。お客もまばらだったので、雑談で千日前の変貌ぶりを話していたら、この界隈でうちのような店は殆どなくなったと話されていた。
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