かくれ里

月曜日, 8月 20, 2012

早川徳次氏


 シャープの株価が暴落している。ここ数日のニュースを見る限り、シャープの再建は大変なようだ。リストラも1万人規模になる模様だ。


  シャープの前身は早川電機工業だが、創業者の早川徳次氏は、丁稚から身を起こして、大正の初めに東京で独立したが、関東大震災ですべてを失った。その後、大阪で早川金属工業研究所を設立し、いち早くラジオ受信機の試作に成功して社業を伸ばした。

その後、テレビや電卓など、総合家電メーカーの道へと進む。昭和45年に取締役会長を退き、1980年6月24日、87歳で他界した。

早川徳次氏は、たくさんの苦労をした体験から、社会奉仕には力を入れられて、昭和37年には、大阪東住吉区に早川福祉会館が設立された。氏の自宅が商圏内にあって、現在もご家族が住まいされており、仕事で何回か伺ったこともある。