かくれ里

土曜日, 8月 11, 2012

おみおつけ


   若杉友子さんの著書には、「おみおつけ」と言う言葉がよく出てくる。味噌汁のことだが、昔は、漢字では「御御御付け」と書いていたそうだ。

おみおつけの「おみ」の語源は諸説あるようだが、ほんとうのことはわかっていないらしい。ひとつには「おつけ」に御御(おみ)が付いたとする説がある。御御足(おみあし)、御御酒(おみき)なども同じ使い方のようだ。

本来は「御実御汁食」と書いたという説もある。御実は具のことで汁の上の具を食べると言うのが正しいようだ。若杉さんは一汁一菜と漬物だけの食事が良いと言っておられるが味噌の大切さも説いておられる。

  僕も、味噌汁はよく食べる。味噌仕立てで具沢山の汁物は温まるし身体に良い。冬場にはよくする料理の一つだ。だが、味噌汁のことを「おみおつけ」と呼ぶのは知っていたが、語源までは知らなかった。