かくれ里

金曜日, 2月 01, 2013

テレビ放送60年


日本でテレビ放送が始まったのが昭和28年2月1日だ。その時点の契約数が866台、値段はサラリーマンの初任給の20倍以上したと言う。それから60年経った今、テレビセットは一家に一台以上あって、性能はものすごく進化している。放送内容も非常に充実していて素晴らしい。
 
叔父の経営する電気店に就職したのが昭和30年だ。技術肌の叔父は、その頃テレビ受像機の組み立てをやっていた。僕もシャーシーに穴を開けたり、真空管のソケットを取り付けたりして手伝った思い出がある。
 
出来上がった受像機を調整するのだが、その頃の放送時間は短くて、テストパターンがよく流されていた。テストパターンでコンバージェンス調整をするのだが、イオントラップの位置が悪くてラスターが出なかったりする。
 
イオントラップと言ってもご存じの方は少ないだろうが、そんな時代からこの業界でお世話になっている。テレビの初期から現在まで、テレビの発展と共に働らけたのは本当に幸せなことだと思っている。それにしてもテレビは安くなったものだ。