かくれ里

木曜日, 3月 07, 2013

背に腹はかえられぬ


10年前には液晶パネルの世界シェアーを独占していたシャープだったが、韓国のサムスンに逆転された。そのシャープがサムスンの下請けで再建を目指そうとしている。
 
シャープは液晶パネルに集中的に投資したが、結果的に過剰投資になって経営不振に陥った。液晶パネル工場の稼働率を高めるために堺工場は、台湾のメーカーと共同出資に切り替えたが、株価下降で提携交渉は暗礁に乗り上げている。亀山第1工場は米アップルから資金提供を受けアップル向けの専用工場になったが、アップルのスマホ販売は伸び悩み、稼働率は低迷している。
 
財務体質が悪化したシャープは、サムスンに救いを求め、ライバルとの資本提携に追い込まれた。シャープの幹部は「液晶パネルを供給できればいい」と提携の狙いを語っている。
 
サムスンはシャープに出資するメリットはあるのだろうか。出資後は金融機関を除けばサムスンは最大の株主になって発言権は大きくなる。シャープの最新技術を自社の製品に生かすこともできる。シャープにとっても、経営基盤の強化と工場の稼働率を考えれば良いことだろう。