かくれ里

木曜日, 2月 28, 2013

家電量販店の苦悩

米アマゾン・ドット・コムの2012年12月期の、日本での売上高が7300億円だったとわかった。楽天を抜いて、
国内最大のネット通販企業であることが確認された。
 
アマゾンは、あらゆる商品をネットで売っているが、送料の無料化と配達の速さで支持されているようだ。販売価格も市場の価格を自動で定期的にチェックする仕組みになっているそうだ。家電大手メーカーが調べた、ある家電商品の販売価格の推移は、メーカー納入価格を下回っている。赤字販売が半年以上も続いていると言う。
 
アマゾンは、一部商品で赤字を出しても、価格競争のほとんどない書籍などで吸収出来る可能性がある。ヤマダ電機の山田昇会長は、「我々は取引上厳しい監視の目にさらされているがアマゾンは違う。これで公正な競争と言えるのか」とぼやいている。
 
公正取引委員会は、「継続的に仕入れ値を下回って販売するのは不当廉売の対象になるが、ネット販売の場合、低価格販売が他の事業者にどれほどの影響を与えたか算定しづらい為、公正な取引を阻害しているとは言いにくい。」と言っている。いずれにしても世の中は大きく変わった。