かくれ里

木曜日, 3月 06, 2014

生涯現役


83歳のおばあちゃんが、定時制高校軟式野球の神奈川県予選の決勝戦にユニホームを着て試合に出て話題になっている。生涯現役を実践している川崎市在住の上中別府(かみなかべっぷ)チエさんだ。
 
彼女の少女時代は戦争の真っただ中で、満足に勉強できなかった。24歳で結婚。夫の転勤で川崎市に移り住んだ。夫の死後、一念発起して76歳の時に地元の夜間中学校に入学した。
 
79歳で高校の入学試験に合格し女子高校生になった。とにかく努力家で「わからないことがわかるようになるのは本当に楽しい。年なんか関係ない」と、孫よりも年下の同級生と一緒に勉強に励んだ。
 
野球部に入ったのは3年の秋で、野球部顧問の先生や部員から熱心に誘われて入部。球拾いやグランド整備で汗を流した。激しいメニューは一緒に出来なかったが、いつの間にかチームの精神的支柱になったそうだ。