かくれ里

土曜日, 11月 22, 2014

GDPの数値について



安倍内閣が今回の解散を決めた要因の一つは、17日に発表された今年7月から9月にかけてのGDPの速報値による部分が大きい。事前には2%半ばのプラス成長になると予想していたが速報値はマイナス1.6%だった。この結果、来年秋に予定していた消費税10%への増税は、1年半延期することになった。
 
ところで、GDPの数値を経済指標として使うことの是非について問われているようだ。GDPの推移と経済実態がかけ離れているのではないかとの疑問があるからだ。
 
速報値では2期連続のマイナス数字で日本経済は後退局面に入ったという評価が出ているが、一方では日本の大企業は14年9月期の半期業績では過去最高益を出している会社が続出している。
 
GDPが正しければどの企業も悪化しているだろうが、実際はこの世の春を謳歌している。通常の判断ではGDPが低下しておれば景気が後退しているととるが、場合によっては、それは違うのではないかと思う。