かくれ里

土曜日, 9月 26, 2015

国連サミット



ニューヨークの国連本部に130の国の首脳が集まって環境と開発に関する国際連合会議(国連サミット)が25日に開幕し、開幕にあたってローマ法王が演説を行った。そして、2030年までの世界の持続的発展を目指しての開発目標が全会一致で採択された。
 
新しい開発目標は、発展途上国だけではなく、先進国も対象にしており、貧困の格差の解消、環境に配慮した経済成長、平和で公平な社会の実現など17分野169項目にわたっている。
 
国連の2000年からの開発目標は15年間の期限が今年で切れる。しかし、2000年以降の金融危機やイラク戦争など、課題が沢山あって支援が十分に出来ていなかった。今度の目標の宿題は「持続可能な開発目標」と掲げている。
 
世界がより複雑になって課題も増えている。短期的な利益の為に環境を後回しにしたり、誰かを犠牲にするようでは長続きしない。持続的な成長、環境や将来の世代に負担をかけない成長でなければ宿題は終わらない。途上国、先進国の区別なく、認識しようと呼びかけている。