かくれ里

月曜日, 10月 26, 2015

国産旅客機


日本が開発した国産旅客機にはプロペラ機のYS-11があった。それから50年経った今、92人乗りの小型の飛行機「MRJ」を三菱航空機が開発を進めている。この飛行機の最大の特徴は燃費のいいことだ。これまで地上で試験を繰り返してきて実証済みだ。
 
いよいよ今週に日本の空を飛ぶ予定だったが、直前に延期された。初飛行の延期は今回で5回目だそうだ。会社側は慎重を期しただけで深刻なトラブルではないと言っているそうだが大丈夫なのか。
 
予定では2017年春に一号機を全日空に引き渡すことになっているが、そのためには2500時間の飛行試験を行わねばならない。もうこれ以上遅れるわけにはいかないのだ。
 
MRJの最終的な目標は、今後20年間で2500機を売ることだが、現在400機ほどしか受注できていない。実際の飛行実験で燃費の良さを世界の航空会社にアピールしなければ、目標達成は難しいだろうと言われている。