かくれ里

月曜日, 11月 23, 2015

大規模空爆



ロシアはこれまでシリアと同盟を結んでおり、アサド政権の要請によって軍事支援をしてきたが、先月31日に、エジプトでのロシア旅客機の墜落がISによる爆弾テロと断定し、ISと戦闘状態に入ったとして報復攻撃を開始した。
 
ロシア機の墜落は、当初プーチン大統領は国内事情を考えてテロと断定することに慎重だった。この度テロと断定したのは、パリの同時テロで国際的にISへの批判が強まる中で、ISへの報復攻撃は支持されるだろうとの読みもあったのだろう。
 
フランスも、ISと戦争状態にあるとしてシリアへの空爆を強化している。プーチン大統領はフランスはロシアの同盟国に等しいと延べて、フランス軍と連携するようロシア軍に指示を出した。
 
アメリカとロシアはアサド政権への対応を巡って深い溝があった。その溝もISとの戦いで共闘することで埋まりつつある。日本にとってISの影響は少ないと思うが、中東での動きは常に注意して見ていなければなるまい。