かくれ里

金曜日, 11月 13, 2015

ミャンマー総選挙



ミャンマーの総選挙の結果が気になっていた。本日午後の公式発表では、アウンサン・スーティー党首が率いる最大野党が議席の過半数を押さえて勝利することになって、来春に国民民主連盟(NLD)政権が樹立することが確実になったようだ。
 
ミャンマーの憲法では、議席の4分の一が軍人に割り当てられている。従って国民が民主的に選出できるのは議席の75%に限られる。
 
ミャンマーはこれまで軍事政権下にあって、アウンサー・スーチー氏は自宅軟禁されていた。8日にスタートした選挙戦はミャンマーが軍事政権から民主主義的な制度に変革を遂げるかを占う重要な選挙だった。
 
この選挙は大統領を決めるためのものではない。投票で選出された議員によって新しい大統領が選ばれる。しかし、同国の憲法では外国人を家族に持つものは大統領にはなれないとされていて、イギリス人と結婚し外国籍の二人の息子がいるスーティー氏は大統領にはなれないが、大統領以上の指導力が期待されている。