かくれ里

水曜日, 1月 13, 2016

年明けの株式市場



日本の株式市場は年初から6日連続の値下がりが続いている。1950年に日経平均の算出が始まって初めてのことのようだ。兜町には「申酉年は相場が騒ぐ」という格言があるそうだがその通りの騒がしい年明けになっている。
 
世界の株式市場でも同じことがおこっている。最大の原因は中国の株式市場の混乱だ。サーキツトブレーカーの発動が続いたため投資家の売り注文が殺到し急落を促す結果となりこの制度を中国当局はとりあえず中止した。
 
中国経済で気になるのは、中国の通貨【人民元】の値下がりだ。中国当局は手持ちのドルを売って人民元を買い支える市場介入をしているが、中国当局の動きはすべて後手に回っているようだ。
 
 このようなことが投資家の不安を強めている。中国経済が落ちついてこない間は日本の市場も視界不良が続くだろうとの大方の見方だ。